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頭よわよわ

LIFE SHIFT(ライフシフト)を読んで

公的年金の他に、老後の資金として2000万円が必要だという金融庁の報告書の件が最近話題になっている。

年金については私は詳しくないのでこの件については割愛するが、平均寿命が延び、出生率は低下し、少子高齢化が進んでいるということを考えると「年金制度」が現在のままではまずいように感じている人も多いと思う。

そんな折、たまたまこの「ライフシフト」という本を読んだので、読んで感じたこと、考えたことを記しておきたい。この本は以前アマゾンの本の売り上げランキング上位にいて、気になっていたものだ。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

 

ライフシフトについて

長寿化が進んでおり、100歳以上生きる人も珍しくなくなってくる時代が来る。医療も発達するため、健康に生きられる期間が長くなる。

人生は、教育を受ける時期、仕事をする時期、老後の大きく分けて3つのステージで構成されてきたが、長寿化に伴い今後はこのステージが複雑化してくる。一度仕事から離れ学びなおしたり、かつては仕事を引退していた年齢でも仕事を続ける選択などができるようになる。そのため、長い人生をどのように生きるのか、どのようにステージをシフトさせていくのか、いくつかの例を扱ったのがこの本、ライフシフトである。

 

感想

資産について

これについて関心のある人が多いのではないかと思う。冒頭に述べたように、老後に必要な資金を自分で賄う必要がある場合、

・貯蓄率を高める

・働く期間を長くする

の、大きく分けて2通りが考えられる。

貯蓄に関しては、投資をするか、家を買うか、子どもを作るあるいは何人作るか、どれくらいの予算で老後を過ごすかなど、いくつかの考慮すべきものがあるので、一概にいくら必要かというのは述べることはできないと思う。(各自、自分の人生計画を立ててそのための資金を算出することが必要になる)

私はこの点について、自分のライフプランとそれに沿った資金計画をしっかり立てているわけではなかったので、そろそろ考えなければいけないと感じた。

 

仕事について

機械やAIの発達に伴い、今ある仕事のいくつかは無くなる、あるいは形態が変わることが出てくると思う。(しかし、どんな仕事がどう変わっていくのかの予測は難しいと思う)

仕事について大切だと思うのは、私は「必要に応じて学びなおすこと」「一つの知識や技術にとらわれすぎないこと」だと思う。知識や技術が古いものとなり、新しいものを吸収できない場合、よい給料の仕事に就くことは難しくなっていくと思う。また、先ほど述べたように機械やAIの発達により変わっていくものも多いので、その際に別の仕事に着こうとした場合には新しく何かを身に着ける必要があると思う。

「働き方」も改革がされようとしていて、近年では「場所にとらわれない働き方」が始まってきていてこれがさらに広まっていくと考えられる。自宅から、カフェから、旅先からインターネットを経由することで、オフィスにいるときと同じように仕事ができるようになってきている。しかしその働き方をするためには、インターネットへ接続したり、遠隔から仕事をするためのツールを使いこなす必要がある。

新たなテクノロジーを受け入れ、うまく取り入れることで、負担なく人生の中で長く働くことはできるようになると考えている。

 

見えない資産について

少し前に貯蓄については述べたが、それとは別にもう一つ資産がある。この本ではそれを「無形の資産」と呼んでいる。例えば、友人関係、家族との関係、知識、健康などである。これらも結局のところ最終的には「仕事」や「有形の資産」に関係してくる。人間関係がうまくいくことで仕事に打ち込めるだろうし、人脈があれば新しい仕事に繋げられるかもしれない。知識があることで仕事や投資が上手くいく、健康であることで長く働くことができるし学ぶこともできる、など、無形の資産は有形の資産に関係してくる。

しかし、有形の資産と違って目に見えないものなので、どのようにそれを築いていくのか、維持していくのかはなかなか難しい問題だと感じる。市場で売買できるものでもない。ただ、長い人生の中で無形の資産の価値も非常に重要なものだと感じるので、私はこれらの築き方、維持の仕方も今後考えていきたい。

 

ライフシフト

ここで、この本のタイトルにもなっている「ライフシフト」についてだ。すでに述べたように、教育、仕事、引退(老後)の3ステージだけでなく、仕事を一度やめて学びなおすなど、今後は様々なステージを経る必要が出てくるため、この3ステージの移行をしてきた今までのやり方は通用しない。これら3ステージの順序は変わるだろうし、もしかしたら他の新たなステージも出現するかもしれない。その際に、それらをうまく受け入れ、新たなステージへの移行をスムーズに行いたい。

この本に書かれている「年齢」と「ステージ」が一致しなくなってくる、という話は真新しかった。(考えてみればそうなのだが。)

今までは、近い年齢の人が同じステージにいることが多かったと思うが、今後ステージの順序が変わってくるとなると、様々な年齢やバックグラウンドの人との交流が生まれてくる。

若者たちのいた場所へ、仕事を経験してからまた学びなおすために学校へ通う人、老後に新たな知識を身に着けようとする人など様々な人が混ざることによって、新たな何かが生まれる可能性が大いにある。そうすると、若者にとっても、大人や老人にとっても刺激になるような良い世代間交流が生まれると思う。特に若者にとっては、今後の長い人生を考えるきっかけになるような話が聞けて面白いのではないかと感じた。

本の中で、新しいステージが3つ挙げられている。新しい生き方を追求する「エクスプローラー」、新たな職を生み出す「インディペンデント・プロデューサー」(起業家とはまた別のものらしい)、様々な活動を並行して行う「ポートフォリオ・ワーカー」だ。なんとなく名前がしっくりこない気がするが、まあ色々な生き方が出てくるのだなくらいの理解をした。

 

変革

他の国の事情は知らないが、今、日本は変革の時期に来ていると思う。かつては女性が家事・育児の大部分を担っていたと思うが、女性の社会進出が進んだことで、かつての役割分担ではうまくいかなくなってきている。今までの男性のような働き方を女性がしつつ家のこともやるというのは難しい話である。

ここで、男女含めて「働き方」の見直しが進み、家事や育児の分担についても夫婦で考える必要が出てくるなど、大きく社会が変わってきていると感じる。(まだまだ時代に制度が追い付いていないようには感じるが。)

女性が働けるようになると、それが家族の金銭的な資産にもつながってくるし、女性が外に出るようになった場合は無形の資産(例えば近隣住民との関係性を築くなど)についても今後どのように築いていくのかという点を考える必要が生じる。

そうすると、夫婦として今後の長い人生をどのように生きていくのか、それをどのように叶えていくのかがより重要になってくる。本でも扱われているように、例えば夫が仕事を退いて別の何かをするというのなら、その間に妻が家計を支える、などの手段がある。

 

人生100年時代に向けて、家族として人生を運営するという考え方が必要だなと感じた。

 

 

___

もうちょっとしっかりまとめようと思ったんだけど、書いてたらまとまんなくなってきたのでとりあえずここで一度公開しておきます。。。

ライフシフトは真新しい情報はそんなにないと感じたけれど、なるほどなあという気持ちで読めました。

情報処理安全確保支援士試験を受験しました

タイトルの通りですが、昨日行われた情報処理安全確保支援士試験を受験してきたので、勉強した内容や試験結果等をまとめておこうと思います。

 

※6/24 試験結果を最後に追記しました。

 

情報処理安全確保支援士試験とは

情報処理技術者試験は、情報処理の促進に関する法律に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。(IPA公式Webサイトより) 

 一応、国家試験です。

試験区分については公式サイトをご覧ください。(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html

ITパスポートというと、聞いたことのある人も多いのではないかと思います。

区分によって、年間2回(春と秋)に実施されるものと、年間一回(春か秋)に実施されるものがあります。

今回受験した情報処理安全確保支援士試験(以下、登録セキスペ)は年間2回の試験があります。

 

背景・スペックなど

1. 受験の理由についてですが、最近特に勉強とかあんまりやっていないな~と思ったので、どうせ勉強するなら目標があったほうがいいなと思って申し込みました。個人的には、現時点では登録セキスペ(や、その他IPA資格)はあまり美味しくない資格には感じています。なくても仕事はできるので。

2. 私自身は電気工学系で大学を卒業、同じく電気工学系で大学院修士課程を修了しており、情報系の専攻ではありませんでした。しかし論理回路周りに少し知識があったり、教養レベルでプログラミングは授業にあったので、その点では全く何も知らない人に比べたら少し知識がある感じです。また、もともとIT系に就職しようと思っていたので、学部生のときに基本情報技術者資格を、院生のときに応用情報技術者資格を独学で取得しました。

3. 就職後、ソフトウェア開発の仕事に携わっていました。しかしセキュリティには特に関係ない上に、ネットワーク周りなどの知識はほぼない状態です。

 

どのように勉強を進めたか

応用情報技術者資格を取得してから二年間、またはその他高度試験で資格を取得あるいは午前Ⅰを通過してから二年間は午前Ⅰ試験が免除になるので、基本的には「午前Ⅰ試験の合格」が最低目標ラインでした。(当然一発ですべて通って合格すればそれがいいのですが)

とりあえず一通り、軽く午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの過去問を数問ずつやりました。やってみて、範囲が広すぎて、すべてを一度にやろうとすると試験までに勉強が間に合わないなと思いました。特に仕事・乳幼児の育児をしながらの勉強になるので、時間の確保もなかなかできず。過去問を解いた感じ、なんだか知識がふわふわとしていて基本的な部分がまったくよくわかっていないのが問題だと感じました。

そのため、まず下記の本を読みました。

図解まるわかりネットワークのしくみ

図解まるわかりセキュリティのしくみ

技術的に詳細な部分を追うのには物足りないと思いますが、初心者が広く浅く知識を身につけるにはちょうど良かったと思います。1回ずつしか読みませんでしたが、2-3週もすればかなり理解は深まると思います。

あとはひたすら過去問道場(https://www.ap-siken.com/apkakomon.php)で過去問を解き続けました。午前Ⅰ試験は過去問から流用されるものがあるので、過去問は必須です。高度試験の午前Ⅰ試験は、応用情報技術者試験での午前Ⅰ試験で出る80題から30題が選ばれるらしい?ので、午前Ⅰについてはこちらのサイトをやるのがいいようです。他ブログでも色々調べましたが、これがかなりお勧めされているし、私もおすすめです。間違えた問題を復習することもできます。

ただ、80題をやり続けるのはつらいし、数年分を解くのもかなりつらかったです。直近一年分からは出題されないという話を聞いたので、直近一年分は一回だけ流して、あとは二年前~四年前くらいまでをひたすらやりました。二~三年前については2週しました。

 

試験当日

会場がスカスカでした。たぶん、朝起きられなかった人たちや諦めた人たちが結構いたと思います。こういう公開試験って、近隣のコンビニがお昼時はものすごく混んだり食料品が売り切れたりするので、事前にお昼ご飯を買ってから行きましたが、近隣にコンビニや飲食店がかなりあったのと、受験者がそんなに多くなかったので別に大丈夫でした・・・。でもお昼の時間って短いので、できればすぐに食べられるものを準備しておいたほうが気持ちに余裕があると思います。

手ごたえ的には、まあまあな感じです。午前Ⅰ突破に目標を定めていたので、午後試験はもう全然無理だろうなと思ってましたが、まあまあ解けた気もするので、もしかしたら6割(最低合格ライン)ぐらいならいけるかも?という感じでした。ただ、午前Ⅱの過去問を全然やらなかったので、午前Ⅱで足切りされる可能性があるなと感じました。

 

自己採点

試験当日の夜には、午前Ⅰ、午前Ⅱ試験についてはマークシートでの回答のため、解答速報が発表されます。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2019h31.html#31haru

午後試験については後日模範解答が発表されますが、かなり作文問題が多いので自己採点をするのは難しいです。

で、結果。

午前Ⅰ:30問中24問正解(80%)

午前Ⅱ:25問中18問正解(75%)

 

午前Ⅱ通ったぞ???????

 

とりあえずは午前Ⅰ免除ゲットは確実なのでよかったです。今回落ちてしまった場合は2年間は午前Ⅱ試験からなので、勉強する範囲が少し狭まります。その場合は秋合格を狙います。

午後試験もちゃっかり受かってれば一発合格なんですが、まあのんびり結果を待とうと思います・・・。

 

 

ちなみに、合格したところで何もないんですが、会社から報奨金が少し出るのでそれで美味しいものでも食べに行きたいです。

あとはもし転職する際とかには少しアピールに使えるかなって。

 

 

合格発表

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午後Ⅰで不合格!

秋に午後対策しっかりして再度受験します・・・。

「子どもへのまなざし」を読んで

近年、「毒親」という言葉をよく聞く。客観的に見たらどうかはわからないが、私は、自分の親は毒親であったと思う。

 

私の人生において、必ず達成しなければいけないことは「実家を脱出すること」であった。そのうえで、もし可能であれば結婚して子どもを持ちたいと考えていた。

幸いにも相手がいて子どもに恵まれることができたが、はて、どのように子どもとかかわっていったらいいのか、本当に私が育児などできるのだろうか、自分がした嫌な思いを子どもにさせることになってしまうのではないか....等、育児にあたり色々な悩みがあった。

私は、何かいい助言はないかと2ちゃんねるをうろうろしていたのだが、そこで紹介されていたこの本の評判が良かったので、購入して読んでみた。

  

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児童精神科医が書いている本だ。

 

読んだ内容のまとめや、考えたことを記載しておく。

 

乳幼児期は大切な時期である

・例えば、高校や大学にはいくつになっても通うことができる。大きくなってからのことはいくらでもやり直しがきく。しかし人格の基礎となる乳幼児期をやり直すことはできないため、この乳幼児期が人生においてとても重要な時期である。

育児不安

・夫とのコミュニケーションがとれていたり、夫が育児に協力してくれる場合、母親は育児に不安を感じにくくなる。

・人間は孤独を避ける生き物だが、近年は地域社会がなくなってきて人間関係が希薄になってきている。その結果、人やもの(アルコールやショッピングなど)に依存する人が増える。子どもに依存する親は、子どもを自分の思い通りにすることで安心しようとする。

人と育ちあう育児

・育児不安のある母親は、周囲との関係がうまくいっていない。

・子どもに対して不足に思っている親は、同じように子どもからも不足に思われている。あなたはありのままでいいと言いながら、親のやるべきことをやっていればいい。

こんな気持ちで子育てを

・教育や育児というのは「待つ」ということだ。色々なことが見について発達してくるのをゆっくり待ってあげる。その姿勢が、子どもを信頼しているという気持ちとして子どもに伝わる。

・人間には、受容、承認されることが必要だ。その経験がない場合、早い時期にすごい恋愛に陥ったり、友達ができにくくなったりする。子どもが大きくなってからでも、必要なだけ十分受け入れてあげる。

・欠点のある子には長所もある。苦手なことを克服するより、得意なことに熱中させるほうがいい。

・子どもは親を信じているから反抗をする。

生命との出会い

・妊娠中につらい体験や思いをした母親の子どもは、集中力がないなど問題を示すことが多い。

・出生後、早い時期から母子を一緒にしておくのがいい。新生児室で面倒を見られているか、母親がすぐに見ているかで、その後の母親の育児機能に影響がある。

乳児期に人を信頼できると子どもは順調に育つ

・赤ちゃんが望んだことは満たしてあげる。要求が満たされるという体験をし続けた赤ちゃんは、自身がはぐくまれる。泣いても相手をしてもらえなかった赤ちゃんは、数日で泣かなくなるが、それは忍耐強いということではなく、逆に困難に対してすぐにギブアップをしているだけである。

子どもの望んだことを満たしてあげる

・ソーシャル・レファレシングという言葉がある。見守ってくれる大人がいて、どうすればいいのかを教えてくれるという過程を通して育つ感情や感性のことだ。

・ソーシャル・レファレシングは生後6か月から2歳ころまでに育つ。

・過保護と過干渉は違う。過保護というのは、子どもが望んだことをそのとおりにやってあげる、やりすぎるくらいやってあげること。過干渉というのは、子どもが望まないことをやらせすぎること。過干渉は子供の自主性をなくす。

幼児期は自立へのステップの時期

・幼児期にいたずらをどれくらい十分にさせてあげられるかが、創造力や自発性を育てる鍵となる。

しつけは繰り返し教えること、そして待つこと

・例えば、トイレトレーニングなどで、ここでうんちをしましょうと伝える。上手にそれができるようになるまで待っててあげるからね、その時期は自分で決めていいよ、という気持ちで待つことが大切。「出るまで座ってなさい」というやり方は、他律であり、よくない。

思いやりは身近な人とともに育つ

・子どもの中に思いやりを育てるのは親である。子どもは親をお手本にして育つ。

・子どもは親の言うことは聞かないが、親のしていることは学び、まねる。

・思いやりとは、喜びや悲しみを共有できる、共感の気持ちである。

お母さんへ、お父さんへ

・夫婦の関係がよければ、子どもを自分の思い通りにしようとはしない。

・家で駄々をこねられない子が、外で聴衆を味方につけて駄々をこねるということも多い。家で、その子が望むことをしてあげることが大切。

・仕事で疲れて帰ってくるのは親の勝手で、子どもが願っていることではない。疲れているからそんなこというな、自分でやりなさいというのはよくない。

・親の希望通りのことをする子どもに喜ぶのではなく、子どもの笑顔や喜ぶ姿に喜びを感じる親であってほしい。

 

感想

・忙しい時ほど、子どもが何かをするのを待つというのは難しいと思うが、できるだけ待ってあげようと思った。忙しいというのは親の勝手だ。

・子どもは親を見て育つから、口であれこれいうのではなく、行動で示したい。

・仲の良い夫婦でありたい。

・子どもが甘えてきたときはたくさん受け止めてあげたい。

ドラえもんの、のび太結婚前夜で、しずかちゃんのパパがしずかちゃんに「のび太は人の喜びや悲しみを共に感じられる人だ」というようなことを言う。最近Twitterでも、「これは当たり前のことだと思っていたが、実は難しい」というような内容でつぶやいていた人がいた。共感力のある人というのは世の中にはそう多くないのだろうと思った。

「ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か」を読んで

「ザ・ゴール」を読んだ。

私が「プロジェクトマネジメントがしたい」という話をしたときに、職場の先輩からお勧めされた本である。


 

ページ数が500p以上あり、結構読むのに時間がかかる。導入部があまり面白くなく、何度か挫折していたが、やっと読み切ることができたので、読んだ内容をまとめておく。途中からはすごく面白いので、最初はつまらなく感じたとしても頑張って読むことをお勧めする。漫画版も出ているようなので、文字が多いのがつらい人はそちらでもいいかもしれない。

 

物語は、とある工場の所長アレックスによって語られる。アレックスの工場では客への出荷が間に合わず納期に遅れ、閉鎖されるかもしれないという話が持ち上がる。しかし工場は、技術や良い機械、ロボット、コンピュータも揃っており、また有能な人材もいて、本来はいい工場であるはず。それなのになぜ納期に間に合わないのか。アレックスは悩む。

 

ある時、空港で、昔世話になった恩師(物理の先生)ジョナと遭遇する。少しの会話で、ジョナはアレックスの工場に問題があり、彼が困っているということを見抜く。物語を通して、ジョナが何度か助言をし、アレックスがそれに従う、あるいはその助言をもとに問題を解決していくこととなる。まずは、言葉の定義や、企業が何を目指しているのか、目標を達するための指標は何かを考えるところからだ。

 

生産的であるというのは何か?→自己の目標と照らし合わせて何かを達成したということ。

企業の目標とは何か?→品質のよい製品を作ること?効率よく製品を作ること?技術?マーケットシェア?否、これらは目標を達成するための手段である。企業とは「お金を儲けること」のために存在する。

では、会社がお金を儲けているかどうかを知るための指標は?→純利益、投資収益率、キャッシュフロー。ただし、メーカーの現場では役に立たない。

それならば、どのような指標を使うと良いか?→スループット、在庫、作業経費。在庫は完成品だけでなく、仕掛品や原材料、作りかけの部品も含む。指標の定義は下記の通りだ。

スループットとは:販売を通じてお金を作り出す割合のこと

在庫とは:販売しようとするものを購入するために投資したすべてのお金のこと

作業経費とは:在庫をスループットに帰るために費やすお金のこと

 

アレックスの工場で起きている問題は下記のようなものがある。

・余ってる部品や足りない部品がある

・オーダーの入っていない製品の部品を、そのうち必要になるからといって作っている

・在庫は増えるが、市場からの需要が増えない

そこで、無理に作らず、在庫を減らしたらどうかという提案が出るが、作ることを減らせば効率は下がってしまう。作業員も、何もせずにいたら雇っているお金の無駄遣いとなってしまう。しかしジョナは、作業員が手を休めず常に作業している工場は、非常に非効率的だという。

世界中のメーカーは、バランスの取れた工場を目指している。生産能力と市場の需要が完璧にバランスの取れている工場のことである。しかしそんな工場は存在しない。なぜならば、生産能力を市場の需要に合わせて縮小しようとすると作業経費の削減しかできない。必要なのは、スループットを増やしながら作業経費と在庫を減らすことである。しかし、どの工場にも依存的事象、統計的変動が存在するため、非常に難しい。

アレックスは悩んだ。依存的事象、統計的変動というのは何も真新しいものではない。製造において、ある作業を行う前に別の作業を行う必要があるというのは明らかなことであるし、工場に限らず、どんなプロセスにも見られるものである。統計的変動についても、変動というのは平均化されるはずなので、一つ一つは違っていたとしても最終的には平均化するはずだ…。

アレックスは息子のボーイスカウトのハイキングで、メンバーを一列に歩かせて目的地までたどり着かせる必要があった。これについても、各自の歩くペースが大体同じくらいなら、目的地までスピードは平均化されるはずだと考えたが、実際は列は長く伸びてしまい、先頭と最後尾の間隔は広がってしまう。

列が進むスピードを決めているのは先頭の者だ。それより後ろの者がペースを落とすと、その分、列が長くなる。しかし後ろの者がペースを上げても、前の者を追い越すことはできない。それぞれの歩くスピードは、それぞれの前を歩く人のスピードに依存している。遅くなった分のスピードは蓄積してしまう。同じことが製造現場でも起きているのだ。つまり、スループットは最も遅いものに依存している

そこで、アレックスは工場を次のような手順を経て、改善することにした。

1.工場内のリソースを、ボトルネック(処理能力が、与えられた仕事量より小さい)と非ボトルネック(処理能力が、与えられた仕事量より大きい)とに分類する。

2.ボトルネックの処理能力を改善する。

 - 部品のすべてをボトルネックを通すのではなく、欠陥品を取り除いたうえで問題のない部品だけをボトルネックに通す。

 - 同じ作業ができるほかの機械も使う

3.優先度の高い部品から作業をする

4.異なるバッチだとしても、処理温度が同じだったら一緒に処理する

しかし、これらの改善を行ってもなお、部品が作業待ちになり溜まってしまう部分が出てきてしまった。処理能力が高い機械Xから低い機械Yへ部品を流すと、当然部品はあまる。その逆にYからXへ部品を流すと、Xにアイドルタイムが発生する。一見、非効率的に見えるが、Xには他からも部品が流れてくるため、これでよい。リソースを使用することと活用することは別である。前者は単純に機械や装置のスイッチを入れることであり、後者は目標達成に向かってリソースを使うことである。

さらに、アレックスは下記の改善も行う。

5.ボトルネックのバッチサイズを減らす

バッチサイズを半分に減らしたら、機械のセットアップ回数は増えるが、仕掛品や仕掛りへの投資が半分で済み、在庫が半分に減るため、在庫に取られるキャッシュも半分で済む。また、ボトルネックの前で待たされるキュータイムと、非ボトルネックにおいてボトルネックから供給される部品を待つウエイトタイムも半分に減らすことができるため、部品の流れがスピードアップする。

これらの改善を行うことで、アレックスは製品の出荷速度を速めることに成功した。

ここまでが7章に書かれている内容である。8章からは、工場を立て直したアレックスが昇進するにあたり、どのように部門を運営していくのか、どのように評価していくのかを考えていく内容となっている。

 

工場の話と並行して、アレックスは妻にも逃げられかけるのだが、こちらは企業に関する話ではないので省略した。どうなったか気になる人は本を読むべし。

 

 

ぶっちゃけの感想

長かった。本当に長かった。毎日1時間ぐらいずつ読み進めてなんとか読み切った。その間、他の本は一切読めなかった…。

途中からは面白いとはいえ、ビジネスの話を扱うため、少し難しく感じた。しかしとても勉強になる本だと思った。効率よく何かを進めるなら、とにかく待ち時間をなくせばいいのではないかと私は考えていたが、必ずしもそれが良いとは限らないのだなと思った。

昇進後の話の部分はあまり面白くなかったので(だってもう工場が上手くいくようになってしまって、スリルが感じられなくなったし…)、ざっと目を通した程度になっている。もしかしたらその章にも面白い話はあるかもしれないが、この記事ではその部分は触れていない。すいません。

Amazon echo dotを使ってみたが、キッチンタイマーと化している

Amazon echo dotが我が家に来た。スマートスピーカー、あんまり興味がなかったので私はよく知らなかったが、夫が購入したのでリビングに置かれている…。

Amazon echo dot

 

スマートスピーカーとは

AIスピーカーとも呼ばれる。音声によって操作をすることができるスピーカーのことである。(スマホで使える、OK, Google...やHey, Siri...のスピーカー版と考えればいいと思う) 現在日本で発売されているものは、

Google Home

Amazon echo

・LINE Clova

など。人間が話しかけて、タイマーをセットしたり、音楽を流したりなどができるので、こちらからわざわざスイッチを押したり、何かを操作するためにスピーカーに近づく必要はない。

 

Amazon echo

Echo dot(5980円), Echo(11980円), Echo Plus(17980円)の3種類が発売されている。現時点では、購入希望のメールを送り、購入に招待された人のみが買うことができる。

それぞれの違いは、サイズ、スピーカーの種類、スマートホーム・ハブ(なんだこれ?)など。比較表がAmazonの購入ページにあるので、詳細はそちらを参照どうぞ。

いずれのモデルも、「アレクサ」と話しかけて、その後にやってほしいことを話しかけることで操作することができる。

 

Amazon echo dotでできること

・音楽の再生

・天気の読み上げ

・ニュースの読み上げ

・アラームのセット、停止

・ほしい商品をAmazonで購入

など。スマートホームデバイス(照明をコントロールしたり)も操作できるとのことだが、我が家にはまだそういったものはない…。

  

Amazon echo dotを使ってみた

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動画投稿しようとしたけど、ブログが対応していなかった…。

感想

集音能力がやたら高い。リビングの隣の部屋で、「あのアレクサさ~、」と夫と会話していたところ、echo dotが反応…普通の音声量だったのに…。うかつに家の中でアレクサとか言えなくなった。アレクサという名前の友人ができたらヤバイかもしれない。

停電してもタイマーが生きていた! タイマーをセットした後に停電してecho dotの電源も切れてしまったのだが、その後電気が復帰した後も、そのタイマーは生きていた。クラウド保存とかなのか?

・アメリカではウケている?ようだが、日本では流行るだろうか?そもそも、スマホGoogleやSiriに話しかけている人もあまりいないと思うので、AIに話しかけるのは国民性的になかなか慣れなそう。

・スキルとかIFTTTとかと連携させて何かやりたい。英語の勉強とかヨガプログラムあたりはやってみたい。(スキル参考

Amazon Echo(Alexa)スキルのジャンルごと一覧!おすすめ・便利なスキルを紹介

 

 

キッチンタイマーとしてはめちゃめちゃ使いやすい。料理中は手が濡れていたりふさがっていたりするので。

Team Geekを読んで

タイトル通りだが、Team Geekという本を読んだ。(下記リンク)

Team Geek -Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

この本の対象は、「ソフトウェア開発者、特に上昇志向の強い人や優れたソフトウェアを届けたい人」とのこと。

まあ、上昇志向がなければわざわざこの本は読まないと思う…。

 

内容は、チームで仕事をするにあたって、例を出しつつ、こういう風にするとよい、これはダメ、などが書かれている。確かに、プログラマだからといって技術だけを学べばいいわけではない。ソフトを開発している以上、チームで仕事することは多い。同僚のプログラマ、チームリーダー、他チーム、ユーザ、とにかく様々な人間とかかわって仕事をすることになる。また、自分の望みとは裏腹に、管理職になることもある。

 

この記事は、本の中から気になった点を抜粋した個人的なメモ。

 

1章、チームで仕事をすることについて

一人で仕事をするのはデメリットが多いという話。

・自分が正しい方向に進んでいるかがわからない

・他社の協力が得られないので、完成が遅れる

・コードの理解者が自分だけだと、自分が事故にあった場合にプロジェクトが終わってしまう

・チームで開発することで、みんなの知恵を使える

→大量のコードをすべて書き終えてからコンパイラに通すか?の例えが良いと思った。そんなことをしたら、ものすごい量のエラーやワーニングが出る可能性はとても大きい…。

・高速なフィードバックループが必要

→いわゆるアジャイル

・チームで働くために、謙虚、尊敬、信頼(以下、HRT)が必要。

→自分の話を聞いてもらうには、まず相手の話を聞く必要がある。この本に限らず、様々な場面でこのようなアドバイスはされるが、相手の話を聞こうとしない人は結構多い…。

→また、自分の間違いや能力不足は認めて受け入れることも必要だが、なかなか難しい。自分が間違っていた、ごめんなさいとは言いづらいこともある。別ページにも記載されていたが、これができる上司はメンバーから信頼される。

 

2章、チーム文化について

・文化が重要である。(ただし、文化は進化、変化していく)

→チームがどこを重視しているか、どう働いているか、どう問題に取り組んでいるか、同やり取りをしているかなど。チームによって特色があるので、まずはそれを理解しなければいけないと思う。

・同期コミュニケーション(ミーティングなど)を減らし、非同期コミュニケーション(メールなど)を増やすこと。

→すべてを非同期にすればいいかというとそういうわけでもないので、このバランスは難しい。本書内でも別に触れられていたが、直接会って会話をすることも時には必要である。文章では理解しづらいこともあるし、顔を合わせることでほかにも何か会話が生まれたり、この人は必要な時にはしっかり会ってくれる人だと思ってもらえる。

・チームが目指すもの、目指さないものを明確にする。

→認識の違いを明らかにし、プロダクトの方向性を確認できる。ただし、変化は受け入れる必要がある。環境やビジネスが変わることもあるので、古いままではいけないと思う。

・ミーティングはうまく使えば効果的だが、時間の無駄にはしないようにする。関係者だけで議論すればよい。メールで済ませることも必要。

→先ほどの話と同じ。じゃあ、アジャイルのデイリースタンドアップミーティングは?と思ったが、それはOKらしい。15分程度だから。

・ミーティングでメールを読みだす人がいた場合、それを禁止するのではない。

→よくいる。メールを読んでいたりスマホをいじっていたりして、この人なんで話聞いてないんだろう…いる意味なくない?と思うことがある。本書では、その人がミーティングに必要ないから別のことをしてしまう、と書かれていた。確かにそうである。不要なら、呼ばない、来ない、も必要かと思った。(でも、相手方が設定してきて、勝手にそのミーティングに来て暇そうにしている人もいる…)

・IMは、1:1で何でも気軽に聞ける。アホみたいな質問もできるが、共有知識が作られないので、何度も同じ質問をすることになり、チームの負担が増える。

→確かにそうだ。その知識を、メンバー全員が参照できるところに集約するべきだ。

 

3章、リーダーについて

・エンジニアはマネージャーになりたがらない。コードを書く時間が減るから。マネジメントの仕事は定量化して評価するのが難しいから。また、無能なマネージャにしかついたことがなければ、なりたいとは思えない。

・フィードバックと批判をオープンに受け止める

・ミスをしたときに謝る

・エンジニアが相談してきたとき、すぐに問題解決をしようとしがちだが、そうではなく、問題を整理したり調査したりして、エンジニア自身で問題解決できるように応援する

→エンジニアあがりのリーダーだと、たぶんリーダーが解決したがると思う。でもそうではなく、エンジニアが自分で解決できるよう、うまく導いてあげるリーダーがいたらすごいと思う。時間もかかるだろうし、リーダーがやったほうが早い…となってしまいそうで難しい。

・適切な答えを知るよりも、適切な人を知るほうが価値があることのほうが多い

→Aについてはこの人、Bについてはこの人、という風に、だれが何に詳しいのかを把握しておくことは重要だと思う。自分だけの知識や技術には限界があるから、必要な人を必要な場面で頼れるようにしたい。

・自分がチームをリードしようと考えていないくても、本書を読んでおくことでチームリーダーの行動を理解できる

→リーダーが何を考えて私たちと対話しようとしているのか、どのようにチームを動かそうとしているのかは理解しておいて損はないと思った。

 

4章、有害な人

・HRTが欠けているが、それが悪いことだと気づいていないか、そもそも気にしていない有害な人がいる。HRTがあって善意もある人でも、完ぺき主義は問題になる。ソフトの設計に時間をかけすぎるので、チームが停滞する。

・わざと怒らせてくる人は黙殺する。相手をしてもらえないと興味を失ってその場を去る。

→荒らしへの対応と同じだと思う。かまってもらえるとわかると、延々と攻撃してくる…。

・最終的には有害な人を追い出すことも必要。文化を守るほうが大切。

→追い出す前にも色々とできることはあるが、それでもどうしようもなくなったらこの手を取るしかないんだな~。

 

5章、組織について

・攻撃的な仕事(UIなどの改善)と防御的な仕事がある。目に見てわかりにくい防御的な仕事ばかりでは、政治的な信頼は獲得できない。 

→防御的な仕事は、例えばちょっとしたパフォーマンスがよくなるとか、データの管理がきれいにできるとかそういう目に見えないことだと思う。エンジニアにとってはすごく意味のあるように思える改善だったとしても、それが目に見てわかりにくければ、上司や社内で評価されにくいとは思う。時には攻撃的な仕事もやらなければいけない。

 

6章、ユーザについて

・手を出しすぎない、万人受けを目指さない。

→これはとても重要だと思う。「色々できます、何でもできます!」は、もう何がなんだかわからない状態になってくるし、ユーザはそこまで望んでいないと思う。個人的には最近は家電やスマホに対してこう思うことが多い。そんな細かい設定をしたがるだろうか?そんなにボタンが必要だろうか?と思う…。余計なメニューやボタンは消し去ってほしい。

 

まとめ:チームに謙虚、信頼、尊敬の文化を育てる。サーバントリーダーとしてチームをリードする。ネガティブな影響からチームを守る。

→リーダーはチームの潤滑油(就活でよく聞く潤滑油…)であるぐらいがいいと思った。最近はよくサーバントリーダーが推されているのを聞く。流行っているのか?

「音ノ木坂学院の死」 感想など

綾部氏(綾部卓悦 (@Takuetsu_Ayabe) | Twitter)の書いた「音ノ木坂学院の死」を通販で取り寄せた。この記事では出題編まで読んでの考えをまとめ、その後に解決編まで読んでの感想を記してある。推理というほどの推理は全くできていない。

 

ネタバレ含むので、気を付けてください。本の内容はpixivにも公開されているようなので、気になる方は下記リンクから先に読んでください。

「音ノ木坂学院の死」/「綾部卓悦」のシリーズ [pixiv]

 

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