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「音ノ木坂学院の死」 感想など

綾部氏(綾部卓悦 (@Takuetsu_Ayabe) | Twitter)の書いた「音ノ木坂学院の死」を通販で取り寄せた。この記事では出題編まで読んでの考えをまとめ、その後に解決編まで読んでの感想を記してある。推理というほどの推理は全くできていない。

 

ネタバレ含むので、気を付けてください。本の内容はpixivにも公開されているようなので、気になる方は下記リンクから先に読んでください。

「音ノ木坂学院の死」/「綾部卓悦」のシリーズ [pixiv]

 

 

※続きを読むボタンはPCでしか見えない?ようなので、スマホ向けにちょっと改行しまくります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

可能な限り、事実のみを並べて書いてみた。 自分ともう一人以外に証人がいない部分や、絵里が確認できない状況についてはかなり省いている。グルの可能性もあるので。

1.希・海未:弓道場を見学。

2.花陽・にこ:家庭科室へ先に行き、料理の準備をする。穂乃果がそれについていく。

3.絵里・凛:応接室に残り雑談をしていたところ、希と海未が弓道場から戻ってくる。

→ここで、全員が家庭科室へ集合し、料理チームと探検チームに分かれる。

料理:にこ、凛、花陽、海未、ことり

探検:絵里、希、穂乃果、真姫

4.穂乃果は玄関へ、真姫とことりを迎えに行く。

5.絵里と希は応接室で探検の準備。

6.穂乃果、ことり、真姫が応接室へ。

7.ことりは家庭科室へ。

 

ここで、探検チーム・料理チームが分かれて活動を開始する。

 

【探検チーム】

8.シャワー室で穂乃果がシャワーを作動させる。

9.12:23~12:40、音楽室で歌う。 

 

【料理チーム】

10.にこと花陽が喧嘩し、花陽が家庭科室を飛び出す。

11.にこがそれを追いかける。

12.12:20頃、海未がにこと花陽を探しに家庭科室を出る。

 

【探検チーム】

13.技術室のドアが開いているので寄る。中に入ろうとすると、壺が倒れてきて、割れる。

14.エレベータが動いていることに気づく。下部のランプが点灯している。

15.エレベータが開くと、中でにこが死んでいる。

16.穂乃果がエレベータに向かって走るが、エレベータのドアは閉まる。穂乃果は「下だよ!」と言う

17.探検チームは1階にたどり着く

 

 

【ここから、探検チームと料理チームが合流】

18.エレベータが1階に到着する

19.エレベータ内部には血痕が残り、にこの死体は消えている。

20.海未と花陽以外のメンバーは応接室へ移動。

21.海未と花陽が応接室へ戻ってくる。

 

ここまでが、事件発生までの流れ。ここからは調査のフェーズへ。もし何か、多少時間がかかる、あるいはやり残してしまった殺人の後始末をするとしたら、この段階でやることになるかと思ってとりあえず整理したが…。

【監視カメラ確認チーム】

穂乃果・絵里・希

【エレベータ確認チーム】

海未・真姫

【留守番チーム】

ことり・凛・花陽

 うーん・・・。

 

疑問点、メモなど:

★技術室は3Fにあり、エレベータが下へ向かっているようだからと、なぜ2階を飛ばして1階まで行ったか?この時、先頭にいたのは穂乃果である。

★エレベータの下部のランプが点灯しているとのことだが、本当に下へ向かうエレベータだったのか?

★メンバーが階段を下りてくるよりもエレベータの到着が遅くはないと思われる。死体が消えたことも考えると、エレベータは一度2階に寄ったか…?

★ビデオカメラを回しながらの探検だったので時間があれこれ判明しているが、そのビデオカメラの時間は正しいものだったのか?

★犯人が一人とは限らないので、ペアで動いているからといってそれがアリバイにはならない。殺人担当、その後の片づけ担当で分かれている可能性もある。

 ★シャワー室を確認しに行くと、最初に見た時と何も変わっていなかった。しかし、探検時に穂乃果がシャワーを出して周囲を濡らしてしまったため、変わっていないというのは明らかにおかしい。

★穂乃果は何か怪しい。花陽・にこ・海未も家庭科室から出て行っているので、そのすきに何かすることは可能。凛・ことりは家庭科室にいて、エレベータが1階に到着したときに出てきたが、本当にその間ずっと家庭科室にいたのかは不明。

★犯人はなぜわざわざエレベータを動かしたのかが不明。

★真姫が血だといったが、本物の血なのか?

★にこは自殺で誰かがそれを片付けただけという線もなくはないが…?

 

う~ん????

 

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ここまで整理して考えてみたが、うまくまとまらず、真相も気になったので続きを読み、先ほど読み終えたところだ。

2つめの挑戦状を見て、まじかー!これ以上まだあるのかー!?と思って焦った。もう2つめに関しては全く真相が想像できなかったので、そのまま読み進めた。

感想だが、率直に「すごい」「うまい」と思った。

確かに、事件が起きた際は「どうやって」に固執しがちで、「なぜ」という観点はなかなか持てない。にこが死んだ(と私は思っていた)理由は、アイドルとして疲れてるから殺してあげようとか、今が一番輝いているアイドルのまま死んでもらおうとか、そういう理由かなと思っていた。

実は、本書を読んでの推理ではないのだが、読む前は、綾部氏はラブライブ大好きっぽいし死人を出さないんじゃないかな~とちらっと思っていたものの、読んでいる中でそんな考えは忘れてしまい、「にこはなぜ死んだか?どうやって遺体が隠されたか?」という考えに上書きされてしまった…。

タイトルも、明確に人が死ぬというタイトルではない。しかし確かに、「音ノ木坂学院の死」である…。

 

また綾部氏が本を出した際はぜひ読みたい。